2005年7月8月のトピックス

8/28 伊豆5島クロカン

8/21 龍ヶ崎中央飛行クラブバーベキュー大会に参加


8/13〜16 北海道クロカン(第ニ班)

8/9〜12 北海道クロカン(第一班)













   

伊豆5島クロカン                    高野会員

 台風一過の晴天の中、廣田会長、菅沢安全管理役員、河合会員と飛騨エアパークにトライ予定でしたが、朝からあいにく関東平野は、曇り空、しばらく回復は見込めないとの状況。皆様、御自宅から天候状況の的確な把握とそれに基づいた代替プランを持っておられて、青い空を求めるならば、本日は伊豆諸島と意見が一致しました。

 大島までは、廣田キャプテン。房総半島のクラウドベースを予測しての見事なコースプラン、慣れた所とは言え、素晴らしいフライトでした。

 新島までは、河合キャプテン。三宅島を一周、噴火ガスと雲が交じり合った雄山を眺めつつ、幸い空港から南方はスカイクリア、RWYや街並みを上空から訪問させていただきましたが、島の人々の活力が伝わってきて、復興の力強さが感じられました。

 新島では、街まで出張って会長御推薦の幻の寿司店へ訪問決定。グルメなパイロットが、ここの寿司を食べるためだけに飛行機を飛ばして来るという所だそうです。道中、タクシーの運転手さんも御存知でしたが、普通は事前に予約しておかないとダメなお店だから、どうかなぁ〜と言いながら、暖簾も看板もない玄関の前に到着。会長の御威光からか、快く歓迎していただけました。我が家での日常は、お寿司とは、お皿が廻りながら並んで登場するものですので、大変緊張しましたが、絶品でしかも廉価でした。街中では、水着のお姉さまも見掛けることも出来まして、二重の満足でありました。この島で、40才以下の女性と遭遇したのは初めてかなぁ〜との声も上がっておりました。

 再度大島まで菅沢キャプテン、神津島を一周、空港のエプロンは閑散としており、小型機で賑わっている大島新島とは対照的で気の毒でしたが、時間の都合で今日は通過するだけにしました。さらに式根島も一周、入り江の温泉らしき所も発見することが出来ました。

 その後、外房の海岸線に沿って北上、龍ヶ崎に降り立ちましたが、相変わらずの曇り空で吹いてくる風が、妙に涼しく感じられました。おかげさまで、夏の太陽を南の島で一日余分に浴びることが出来、かつ地図での距離以上に風の違いが感じられて、素敵なクロカンを経験させていただきました。

 気象状況を的確に御判断されて、目的地を柔軟に変更して、その中で興味を創り出して、皆様で楽しむというスタイルが、飛行機を安全にコントロールする技術とともに、皆様とても優れておられ、敬服しております。飛騨牛と山岳フライトは、また次回の楽しみとしましょう。御支援、御協力をいただいた皆様に感謝申し上げます

三宅島はまだ噴煙が出ていた
新島エプロンで会長、河合氏、菅沢氏

幻の寿司

空母のような神津島空港




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龍ヶ崎中央飛行クラブ主催バーベキュー大会に参加

 8月21日龍ヶ崎飛行場中央飛行クラブ主催のバーベキュー大会に参加させて頂きました。 当日は気温30度以上の猛暑の中ではありましたが50人くらいの参加者があって大盛況でした。 わがクラブも河原夫妻、松岡会員家族含め7名の参加がありました。 大きな日よけのテントが用意され適度の風もあってテントの中は快適でした。
 このクラブの会員には農家の方も多く新鮮な野菜や筑波山周辺で獲れたと言うイノシシや鹿の肉も出てバラエティに富んでいます。最後においしい焼きそばも出てお腹いっぱいになりました。
 

黒いテントがあって快適だ                         松岡さん家族、草房さん

河原夫妻と松岡さんご家族                          河原さん夫妻ももりもりと
松岡さんの息子さん、大きくなりました。
ゴルフクラブに所属、末はプロゴルファーとか? 応援しましょう!         最後に体験フライトの抽選会もありました。


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北海道クロカン(第ニ班)
                   高野会員

8月13日より16日まで、札幌丘珠空港にて第1班より飛行機を引き継ぎ、草房会員と北海道を飛ばせていただきました。

 第1班との引き継ぎ地点は、ウェザーの状況次第ですので、直前の決定になりましたが、第1班の機転によりスムーズに行なわれました。第2班の北海道入りが、帰省ラッシュと重なりましたが、携帯ネットで空席の確認と予約が可能ですので、翌日のエアチケットを簡単に入手することが出来、今後に向けて大きな自信になりました。



1日 8月13日(土) 札幌−利尻−礼文−稚内 

 まず北を目指します。RW14からTKOF、日本海沿岸を北上、西の海上にはうっすらと天売、焼尻島が確認出来ました。サロベツ原野上空からHDGを利尻空港へ、正対風強しのRW25へLDG。B737が新千歳から飛んでくる、綺麗な空港です。

 ここは山が高いから特別に風が強いけど、、とのお話から礼文空港のRW14、32へトライ決定。クロスウインドのRWへLDG。西側に小高い丘があって嫌な感じでしたが、さすがにPA28、安定してます。とは言え、離島のクセのあるRWは、慎重に行きましょう。現在、定期便はありませんが、今後の健闘とゼネアビの盛り上げを期待し、のどが渇いたので、(ビールという意味ではなくジュースですよぉ)稚内空港へ向かいました。

稚内は、JRの最北端の駅で最果てって感じですが、逆に金髪のお姉さまがモデルの、欧州に一番近い街とのポスターも見かけました。ロシアのKORSAKOVという港まで、定期航路があり、数時間で渡ることが出来るようです。稚内港の北防波堤ドームは、古代ローマ建築を模した重厚な造りがヨーロッパの風景を彷彿させてます。

利尻空港で一休み                              礼文空港ターミナル

↑稚内港の名物防波堤


←JR稚内駅は北の外れだ



2日 8月14日(日) 稚内−旭川−ダイコロ愛別−女満別

 軍都旭川(と呼ばれているような)へ北から進入、自衛隊の基地や、大昔の大投手スタルヒンの名を冠した球場を眺めてRW34へLDG。給油ののち急遽ダイコロへ訪問。ダイコロの皆様、いろいろとお世話になりました。翌日の東北地方の悪天予想により、無理に通過を試みるより、16日の予備日を使用させていただくのが最善と判断。東の空があまりにも美しく青く輝いていたので、吸い込まれるように女満別へ。北見の街では、ぼんぼん祭りが盛大に催されておりまして、短い夏の夜を、市民の皆様が楽しんでおられました。


旭川の市内にある自衛隊基地




ダイコロ愛別空港は丘の上                             ダイコロ愛別ターミナル



3日 8月15日(月) 女満別−旭川−鹿部−函館

 目覚めると低い雲、残念ながら見事にウェザー判断を外しまして、しばし空港で待機。その間、厚かましくも航空局と気象の皆様に、業務の解説をしていただきました。大変勉強になりました。お忙しいところ、ありがとうございました。

ウェザー状況から、釧路、帯広方面は諦めて、比較的良好な北を経由して内陸へ。

 サロマ湖は、真冬は湖上を歩いて、対岸まで渡れます。流氷とアザラシの季節は厳しいですが、今日のオホーツク海は穏かです。天塩岳付近を飛び越えて再び旭川で給油、鹿部を目指します。札幌の街を6500ftで飛び越えながら、大通り公園、大倉山シャンツェ、時計台(見えるかぁ〜とツッコミ)を探しました。洞爺湖付近からゆっくりディセント、駒ヶ岳を目印にRW07にLDG。給油したら着陸料はサービスしてくれました。

女満別を出発する時は雨模様




旭川空港ファイナル                               鹿部飛行場うしろは駒ヶ岳




4日 8月16日(火) 函館−花巻−福島−龍ヶ崎

 函館の朝市を見学後、花巻RW20へ。給油後仙台経由で、福島へ。仙台の北30nmあたりで、モニターしていた仙台FSCから地震の情報を入手。仙台APはRW点検中とのこと、念のため福島APの状況をリクエスト、問題なしを確認。結果的に地震直後の仙台市街をクラウドコンディションもあり、2000〜2500ftで通過することに。

 おこがましい事ですが、目視とADFを利用してのNHKラジオのモニターにより、大きな被害が発生してない事を確認、安堵しました。若干不安定が予想されていた北関東のウェザーも問題なく、龍ヶ崎に到着しました。


 今回も会員の皆様の御理解、御協力と第1班の御配慮で、効率的で楽しいロングクロカンを実施することが出来ました。とても貴重な経験と良い時間を過ごすことが出来、皆様に感謝しております。次回は、九州、沖縄方面にトライしましょう。ありがとうございました。

函館朝市の海の幸




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北海道クロカン (第一班)                               
 
 8月9日〜12日千田会員と事務局で北海道に行ってきました。第2班は13日からの予定。
北海道は昨年のからチャンスをうかがっていましたがタイミングが合わず今年になってしまいました。
今回は日本の最北端の宗谷岬、最東端の納沙布岬を見るのが目的でした。


第1日(8月9日)  龍ヶ崎ー花巻ー旭川
 このところ東北地方の天候が悪く一日遅れの出発になりました。原因は太平洋高気圧の張り出しが弱く関東地方も夏晴れにはならずぐずついたお天気が続いていました。 そんな中、北海道は概ね良好との予測で龍ヶ崎を9時半に出発しました。
途中雲はあるものの良好なフライト日和、9千500フィートで雲の上を一っとび。2時間半で花巻に到着。 

 食事と給油をして旭川に向け出発です。三沢あたりからは地上は海霧があってベッタリ雲、函館、室蘭は雲の中で見えません。
支笏湖では雲の上に恵庭岳が頭をのぞかせていました。
 札幌に入ると雲も取れて市街が顔を出しまし一気に旭川空港に登りました。 程なく緑がきれいな旭川空港に到着3時間10分でした。
連絡バスからは夕日に照らされた大雪山系の山並みがきれいでした。
  旭川は夏休みのせいかホテルが混んでいて10軒目くらいでようやく空き部屋が見つかり野宿しないですみそうです。ところが旭川は夜になっても26度と暑く冷房の効いていない部屋は28度ほどで暑くて寝られませんでした。

東北は雲また雲

北海道に入り恵庭岳が顔を出してご挨拶

札幌の藻岩山あたり晴れてきました

旭川の大雪山系が夕日にきれいだった




第2日(8月10日)  旭川空港ー礼文空港ー稚内空港ー旭川空港ー女満別空港
 朝7時に食事をしてバスで旭川空港に向かいました。 旭川から日本海側に出て利尻、礼文島を目指します。 陸側は2000フィートくらいの雲がありましたが海側に出ると雲はありません。 海上は少しもやっていて天売島は見つけられません。 その内に正面に利尻岳が顔を見せました。利尻島は西に低い雲が取り巻いていて下は見えませんでしたが頂上付近は火山の山らしく荒々しい山肌を見せていました。 時間の関係で利尻空港は上から見るだけで日本の最北端の空港、礼文空港に行きました。 滑走路は800メートルで龍ヶ崎と同じです。飛行場が町とは反対の北端にあって不便なので定期便はなく年に10機ほどが離着陸するだけだそうです。 降りたら写真を撮られてしまいました。
 程なく、何もない礼文空港を出発、稚内の野寒布岬、最北端の宗谷岬を見学して稚内空港に向かいました。  野寒布岬ではすこし沖に漁船が海に沈んでいて海に油が流れ出していました。 宗谷岬は観光客やみやげ物屋が良く見えました。
 
 稚内空港では食事とお土産を買い給油の為、旭川戻ることにしました。 以前は女満別や弟子屈で燃料給油が出来たのですが今年からは出来ません。北海道一周するのはすこし不便です。  旭川で給油のあと昨夜は暑かったので女満別空港に行来ました。
途中は大雪山のそばを通ったのですがあいにく雲に隠れて見えませんでした。
女満別の近くには北見市、網走があります。冬は流氷見学で賑わうようです。 ホテルも駅前の便利なところで冷房もありました。
 

利尻山は荒々しいが美しい
最北端の礼文空港にて事務局と千田さん

野寒布岬付近に沈船があって油が流れていた


日本の最北端宗谷岬 サハリンは見えなかった

稚内空港


大雪山は雲の中だった


第3日(8月11日)  女満別空港ー阿寒、摩周湖ー中標津空港ー納沙布岬ー帯広空港ー札幌空港
 女満別空港からはいよいよ阿寒湖や摩周湖の見学、納沙布岬の見学です。
朝の内は中標津が天候が悪く降りられそうもありませんでしたが1時間ほど待つと着陸できる天候に変わりました。
女満別から真っ直ぐに雄阿寒岳をめざし阿寒湖を見学、次は屈斜路湖、そして摩周湖と続きます。摩周湖は他の湖と違って淵が高く風が入らないので波が立たず湖面が鏡のようで雲がそのまま映ってすばらしい景色で感動しました。いつもは湖面に霧がかかって水面が見えないのだそうです。 見学を終えて中標津空港へ。 着陸の頃には晴れていました。

 昼食の後、中標津で納沙布岬の情報を仕入れて出発、尾岱沼経由で根室を目指します。 この辺は123.1MHの自衛隊のダイバーコントロールがあって逐次情報を入れてくれました。根室に近づくにつれて半島の南側に海霧があって1500フィートから1000フィートと雲が低くなって根室に着いた頃はついには500フィートとなって来ました。 しかし視程が10KM以上でしたので地を這うように納沙布岬を目指します。 レーダーが大丈夫ですかと心配してくれます。半島先端に近づくと「ADIZ(防空識別ライン)まで5マイル、3マイルと」情報をくれました。 次第に半島の先端が近づき白い大きな展望タワーが見えました。そのタワーを過ぎた頃「あと1マイル」との案内があって納沙布岬灯台も見えたので雲に入らないように左旋回し戻りました。 貝殻島や歯舞諸島は見えませんでしたが目的を達成、満足しました。 
 そこからは給油の為帯広空港を目指します。途中の釧路はベッタリ雲でIFRモード上空を6500フィートで通過。 帯広の天候は良く野山の緑色に溶け込んで見つけずらい帯広空港に着きました。中標津からちょうど2時間のフライトでした。 
 帯広で明日のウェザーを聞いてみると東北地方は悪天候予想で帰れそうもありません。せめて函館はと聞くと函館は朝、海霧出そうとの事、結局、札幌にすることになって。 今日中に帯広から札幌に行き泊まることにしました。


阿寒湖と雄阿寒岳


屈斜路湖もすばらしい景色だ

摩周湖は鏡のような湖面に空と雲が映ってすばらしい


中標津空港、緑が実にきれいだ

根室港太平洋側は海霧が出ていた


この先が納沙布岬だ

最東端の納沙布岬、展望台と半島の先端に灯台がある


根室半島の付け根にある風蓮湖は絵のようだ

帯広空港は緑に溶け込んでしまいそうだ


札幌丘珠空港はドームが目印



第4日(8月12日)
  花巻までの予定を変更 千歳からエアーDOで羽田に
 
 朝、札幌空港に行ってウエザーを聞くと東北地方は悪天候が予測され行かない方が良いでしょうとのこと。 花巻空港での第二班への引渡しは札幌空港で行うことにして千歳空港から帰ることにちょうど夏休みシーズンで季節料金が適用され千歳ー羽田は3万700円なり、高いなーと思っていたら千田さんがコンピューターで調べてエアDOが25400円でちょうど2席空いていたので即予約。5000円ほど助かりました。 千葉駅まで龍ヶ崎の小林さんが迎えに来てくれて助かりました。


今回はクラブ設立9年目でやっと日本の最北端の宗谷岬、最東端の納沙布岬に到達することが出来ました。また美しい利尻岳、阿寒湖や神秘的な摩周湖などおまけに第2班への引継ぎもスムースにって満足のクロカンになりました。
今回は見逃した空からの大雪山、時間がなくて行けなかった知床半島も行って見たいと思います。
北海道に涼みに行ったつもりでしたが最近は30度を越える日が多く冷房が必要になってきたようです。
 来年は日本の最南端沖縄に行ってみたいと思っています。



                           
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