2001年11月12月のトピックス

12/22 仙台クロカン報告

12/8  クラブ忘年会開催

11/29 安全研修会報告  

11/25 川田会員ロンドン便り

11/23 八丈島クロカン報告


 








 

 

仙台クロカン報告    鈴木会員

 12月22日に事務局と鈴木の2人で仙台クロカンに行ってきました。

 行きは、霞ケ浦と百里の管制圏の間を抜け、途中、原子力施設や原発上空を避けながら水戸、日立、いわきVORを通り、仙台TCAとコンタクトしながら北上するルートでした。
かなり西風成分が強く20度以上ヘディングを西に向けないと流されてしまうし、山の風下側で、上下左右に風にあおられながらの飛行でした。

 仙台TCAとコンタクトする頃から1000ftの雲の層が増え始め、北にトラフィックのいることを教えてもらいながら、北上すると荒浜ポイントの前で、セスナ間近に見ながら追い抜くという経験をしました(貴重な経験?)。
 また、途中に寒冷前線の断面のような雲を観ることもできました。

 仙台では、みぞれのふるなか、JEXやスカイマークなどのボーイング機のすぐ横に飛行機をとめ昼食をとり、気象室に行くと、レーダーエコーが今上空を通過中とのことで、朝の予報より早く低気圧のこぶが通り過ぎていきました。

 そして、帰りは晴天に恵まれたと思いきや、西高東低の冬型の気圧配置が強くなり、山の風下側で強烈に揺られたり、風に流されたりと気象変化の激しいフライトでした。ルートは、行きとほぼ同じコースを帰りました。

 龍ヶ崎には、最近、気象用の端末が入ったそうで、高層850hP(5000ft)の風なども見せてもらうと、西北西の35ノットの風が吹いていたようでした。あとで、フライトコンピュータで計算してみると、行きはWCAは西へ22度!、GSは72ノットとなり、実際のフライトとよく一致しました。
今日1日、気象に関して色々と経験できて、とても勉強になる1日でした。



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クラブ忘年会開催

 12月8日茅場町にて毎年恒例のクラブ忘年会が開催されました。 当日は会員11名の他、廣田会長の奥さん、矢萩さんの奥さんと今年生まれたばかりの赤ちゃんが出席されました。

 会長挨拶のあと、中間会計報告、次期クラブ機の選定に話が及んで活発な意見が交わされました。そして、各役員の方針や各会員の抱負などの発表があり今年の締めくくりになりました。
 また、途中で河原さんの婚約発表などもありおめでたいことが重なりアットホームな雰囲気のうちにお開きとなりました。 



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安全研修会報告       会員 佐藤 勝美

 11月10日に操縦士協会主催の安全研修会に行ってきました。

JAS.の協力で、B777 FFS.TCASの見学でした。フル・フライトシュミレーターの世界も価格破壊があって当初30億の物がJAS.では13億でB777-FFSを買えたそうです。

 TCASはコリジョンコースにいる敵機(?)を□印で表しその脇に水平距離と高度差が表示されます。距離が接近しても惚けていると、つまりマニュアル・操作に切り替えて待機してると、上下のみの回避方法を生意気に指示しますディセント ディセント インクリース・ディセント、というかんじです。無事に回避すると、敵機(?)が頭上を過ぎた瞬間ピー!と鳴り終了します。

 B777の着陸操作は小型機並みに軽いエルロン・エレベーターを操りオートスロットルを頼りにILS.で圧雪の青森空港に滑り込みました。リバース・スラストで減速してブレーキペダルを踏んでもABS.の為か滑りませんでしたが、ステアリングを切りすぎたら自動車と同じようにアンダーステアになりオーバー・シュートします。
 他の人は羽田・関西・熊本・旧香港啓徳などに着陸していました。

 やはりJET.はフラフラせずビッとしてるのが印象的でした。奥は深いでしょうが便利なシステムがありつまらない乗り物だなという感想ですね。
              
   ___________/]
(^JAS o o 777 )
 ~b~~~~~b~~~


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川田会員ロンドン便り

川田です。ご無沙汰しております。

10月10日に日本を発ってから一月以上経ってしまいました。
この間、ロンドンをベースにアムステルダム・プラハ・ワルシャワなどの都市を移動しながら仕事をしています。
もっと早く御連絡するつもりでしたが、メール環境が合わず苦労しました。

今日ロンドンの街を飛んできました。
ロンドンの西北西、ヒースロー空港の北6.5nmに位置する、DENHAM飛行場から飛び立ち
CABAIRという飛行学校のSTEVE教官と一緒にブランニューのWarriorでテムズ川を周回してきました。
あいにく天候は良くありませんでしたが、名物の霧に包まれたロンドンを見ることが出来ました。

またチャンスがあれば飛びたいと思います。

皆さんに宜しくお伝えください。      

写真集
@ ロンドン上空より
A 飛行機の上で

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八丈島クロカン報告

 3連休の初日11月23日秋晴れで風もない絶好の天候の中、八丈島にクロカンに行ってきました。メンバーは前回名古屋クロカンに参加した鈴木さん、今回初めて参加の湯浅さんと事務局の3人です。湯浅さんは気象予報士の試験に合格したウエザーの専門家ですからクロカンには最適ですが当日は天気が良すぎて予報する暇がないくらいの好天気です。

 9時40分テイクオフ関東平野は天気は良いのですが風がないので4千フィートまでスモックひどく視程が良くありません、木更津の管制圏、城ヶ島を通過し三宅島を目指します。人のいない筈の三宅島のVORは使用出来ましたが館山のVORは12月頃まで使用出来ません。
 大島の横を過ぎた頃前方のスモックの上に三宅島の噴煙が西風に乗って東にたなびいているのが見えてきました。 まだ白い水蒸気と灰色の噴煙の入り混じった煙が上がっています。 数年前に来たときは三宅島の頂上は蓋をかぶせたようなこんもりした草原が広がっていました。             それがすっかり無くなって直径300メートル位の噴火口になっていました。 無残な変わりようです。 噴煙に入らないように旋回して写真を撮りました。 そこから御蔵島上空を通り八丈島に向かいました。 八丈島は少し雲がありましたが三宅島と風向きが逆で八丈小島の方から07滑走路に着陸、2時間と5分でした。気温も20度と快適です。ガソリン代は268円と日本一の値段です。記念に75リットル入れました。
 食事後、島の歴史民族資料館に行きました。ここに縄文時代から江戸時代の流刑の歴史などが良くわかります。日没が早いので、すぐに飛行場に帰り慌ただしく愛機に乗り込み1時51分八丈島を後にしました。

 帰りも三宅島を通りました朝より噴煙が弱くなっていたので噴火口似出来る限り近づきこわごわ覗いたところ、噴火口の淵に小さな池が出来ているのを見つけました本当に珍しい大発見です。(写真参照)   天気は良いのに関東平野は相変わらずスモックでいっぱいです。
 15時55分無事龍ヶ崎に到着帰りも2時間5分と行きと同タイムでした。
  


 

写真集(鈴木会員撮影)
@ 伊ケ谷の港と噴煙
A 8千フィート位まで上がった噴煙
B 噴煙と三宅島空港
C 大口をあいた火口、樹木が変色している

写真集
@ 今回のメンバー左より事務局、湯浅氏、鈴木氏
A 城ヶ島と遠くには富士山
B 朝もやの上に突き出る噴煙、下に三宅島が潜む、何か幻想的だ
C 近づくと噴煙が迫力を増す
D 島の歴史民族資料館前
E 御蔵島と遠く三宅島の噴煙
F 空高く上がる噴煙
G 暫くは使用出来ない三宅島空港、どこか寂しそうだ
H 近くに行くと結構大きい火口
I 今回発見した火口端にあった小さな池
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